日本語表現インフォ > 風景表現 > 家・建物 > 古い建物の佇まい
古い建物の佇まいの表現・描写・類語
四階建ての雑居ビルは築四十年以上。ひび割れが目立つ煤けた煤けた外壁には触手のようなツタがびっしりとからみつき不気味な雰囲気を醸し出している。今日も入り口に猫の死骸が転がっていたが陰気な風景にオブジェのようになじんでいる。
七尾与史 / 死亡フラグが立ちました! amazon
屋根に草が生 えたうち
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
むかしの趣を偲ばせる店
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
戦前の品川へ、二度ほど足を運んだことがあるが、貸座敷(遊女屋)、料理屋、茶屋などが軒を連ね、江戸時代の繁昌ぶりが、まだ名残りをとどめていた。 大正の大震災にも、昭和の戦災にも品川は焼け残ったので、十数年前に久しぶりで、ゆっくりと品川を歩いたときも、大きな宿場町の微かな匂いが、裏道にただよっていた
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫
(手入れされた古い家)古い家だった。小柄な白髪の老女が、無口に目を伏せて正座しているような家だった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
とり残されたような木造の古家
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
(古マンション)風も通らず陽も当たらず、一年じゅう梅雨どきのように 暗鬱 な感じがするのは、自分が 徒 らに齢を食ったせいではあるまい。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
あと 24 個の表現が登録されています
ログインして全部見る
ログインして全部見る
類似・関連の強い・参考になる表現 |
廃墟・廃屋・瓦礫の山粗末な建物 |
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ