日本語表現インフォ > 人物表現 > 手・指・爪 > 手の雰囲気
手の雰囲気の表現・描写・類語
渋紙をもみつぶしたようなお婆さんの掌
川端 康成 / 掌の小説 amazon
真っ白い手足が、ゆだったキャベツの茎のように浮き出る
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
大きな分厚い手のひらだった。ところどころに傷がついている。それは身体の一部というよりは、巨大な重機の部品のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
借りたけりゃ一晩五円払えと、土蜘蛛のようなカサカサに乾いた手を出した。
織田 作之助 / 世相「世相・競馬 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
君はまたひよわそうだな、手なんかそんなに纎(ほそ)い、白桔梗だね。
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
コンサート・ピアニストが意識を集中する時のように、両手をきちんとくっつけたままカウンターに並べた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
宮人たちの手が白い波のように揺れる
横光利一 / 日輪 青空文庫
あの白い生毛のあるお糸さんの美しい手にふれてみたい気がする。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
あぶらのむちむちして白い柔かい手
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
教会でよく見る白いマリア像の手のようになめらか
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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