演劇・芝居・舞台の表現・描写・類語

歌舞伎の芝居は、実体のない神がかりの恍惚境を招き出す媒体

カラフルな安っぽい照明がチカチカと舞台を照らす

森に囲まれた音楽堂からは木の葉を震わす大音響でロックが聞こえてくる

（ロックライブ）巨大なスピーカーからの音はステージで動いている連中とは関係ないように聞こえる。この地面の上に初めから音があって、それに合わせて化粧した猿が踊っているように見える。

裏返しにされた黄色いビールケースがいくつか並べられ、その上にベニヤ板を数枚重ねただけの簡易な舞台

（幕）するすると幕が降りてきて、繻子がふぁさと床を撫でる

（ライブハウス）照明は落ち、ライトはステージを明るく照らし、人々はぼそぼそと話し込みながら開演を待っていた。

（小さなコンサート会場）クラシック・ギターに最適な会場は、本来は、演奏者の意識が、客席の隅々にまで届く程度の規模である。それがこの楽器を、聴く者にとって特別、親密な存在にしている。

僕はことあるごとに稽古を中断しセリフを書き変えた。稽古をしていると彼女の存在が必要以上に強く出過ぎる部分があり、僕と並ぶと左右のスピーカーから出ている音量が違う時のような気持ち悪さを感じることがあった。

（ライブ会場のステージから客席を見る）天から星空を見下ろしているような気持ちになる。サイリウムの光は、まるでいきもののように、ひとつひとつが別の動きをする。

（舞台のポップアップ）ガチャ、と音がして、持ち上げたポップアップはステージの床の一部になる。