湿った空気・湿気や熱気がこもるの表現・描写・類語

湿っぽい風

むっとする

乾燥した風

午後十時をまわると途端に、まわりの湿度を含んだ空気は温度を上げはじめ、首筋のあたりにじっとりとへばりつくような汗がにじみだす。

骨まで濡れるようなじとじと感

雨があがったばかりで、まるでニューヨークじゅうがまるごと蒸し焼きにされているような具合でした

微風もない窒息するような蒸し暑さ

じめじめした地下室

何もかも乾ききっていて、体の水分が吸い取られるよう

部屋は外と同じように湿気っている

しぶきが顔を打つ

窓ガラスが濡れている

あたりの空気が静かに乾いたように明るい

湿気をふくんだ空気のせいで山が近くに見える

濃い粘い湿気が澱む

どことなく湿っぽく頭を抑えるように重苦しい感じがする。

六畳の間に十一人もつめこまれ、夏のことゆえ、むし鮨（ずし）のようにむれてしまいました。

空気は重く、蒸発した雨が毛穴の奥にまでまとわりつくようで、皮膚から垂れ落ちる水分が自分の汗なのか雨粒なのか、もはや判別がつかない。

空気がムレて、ドロドロに腐っていた。

煮しめたようなきたない部屋（へや）

座敷の中は暖かくいきれて

水気の多い温気が、身体を擡（もた）げるように籠（こも）って来る

（蒸気のような空気に包まれながら歌声を聴く）海のほうから何か濃密な、蒸気のような空気がぐわーっと押し寄せてきたのだ。《…略…》その重い空気はあっというまに私たちの間に満ち、視覚的にはうすい膜を作った。だから私の目にはさせ子が美しい噴水の向こう側にいるように見えた。揺れて、 濡れて、透けていた。声も水分を含んだように、少しだけゆがんで届いた。

（結露）窓ガラスが結露で埋まると、それだけで、外の世界すべてが覆い隠される。

六月後半に差し掛かったとたん続いた雨のせいか、店の中は湿気で満ちている。