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不快の表情・顔をしかめるの表現・描写・類語
絞り込み候補のタグ:眉間のしわを寄せる(眉のひそみ)
トウガラシを食べたサルのような顔
灰谷 健次郎 / ひとりぼっちの動物園 amazon
目の前にこまかい虫でもうるさくちらちらしているように顔をしかめる
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
髭づらが苦痛にゆがみ、目は血走って、凶暴な風貌が、なおいっそう鬼の面のように見える
杉本 苑子 / 今昔物語ふぁんたじあ amazon
氷が裂けるように、表情にゆっくりと亀裂が走る
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
彼女の笑顔が少しだけ乱れた。上品な静かな泉にビール瓶のふたを放り込んだみたいに静かな波紋が彼女の顔に広がり、そして収まった。収まった時、笑顔は以前のそれよりも幾分後退していた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
一度顔をしかめると、もとの表情を回復するのに手間がかかるのだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
苦い薬を目の前に出された小さな子供のような顔をした。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
副校長が眉を曇らせると、目の両端に小さな皺がよった。注意深い自己訓練を重ねた中年の女性だけが、このような微妙な意味合いをもった知的でチャーミングな皺を獲得できる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
目と目のあいだに二本の深い縦皺を寄せている。そんなに簡単に額面通りものごとを真に受けないぞという顔をしている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
顔の皺が深くなる。憎しみが、翳を彫り込むかのようだ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
酢をのんだような顔で
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
角のトゲでもつかえたような顔
石坂 洋次郎 / 石中先生行状記 amazon
塩を噛んだような苦い顔
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
にがりを飲んだような顔で
和田伝 / 沃土「和田伝全集 第2巻」に収録 amazon
苦い薬を飲み干した時のような顔
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
鼻に皺を寄せて、どうしようもないというふうに首を振り
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
顔がまるでくしゃくしゃの紙屑 のようになり
宮沢賢治 / 注文の多い料理店 青空文庫
八の字をよせたまま不服らしい顔をして
芥川龍之介 / 鼻 青空文庫
顔が歪むのが分かった。心地よい言葉ではなかった。腐った林檎に齧りついたような感触がする。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
苦い野菜でも食べたみたいな顔
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
顔にはわずかばかりの不快の影が通り過ぎた
梶井基次郎 / ある崖上の感情 青空文庫
息苦しさを感じて顔をしかめた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
沈んだ不愉快な顔をしながら 八幡前の道を歩いて行った。どれ程陰鬱な、そしてどれ程醜い顔つきであるか、自身でも感じられた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
老人は猿のように顔をしかめて
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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