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......好きだったのよ」　泰山はぐっと言葉を吞み込んだまま、こたえなかった。　　第六章　我らが民王１　質問に立っている共和党の冬島は、脂ぎった額を照明にてからせていた。銀縁の老眼鏡が反射してその向こう側にあるはずの瞳は見えない。今朝の新聞を右手に握りしめ、薄笑いを浮かべた表情は嫌味たっぷりだ。「総理、総理は先日任命したばかりの江見前大臣に続いて、このたび狩屋官房長官にも、まことに国会議......

単語の意味

老眼（ろうがん）

老眼・・・１．年をとって、目の水晶体の弾性が失われて調節力が弱まり、近くのものが見えにくくなること。近くにピントが合わせづらくなり、小さな文字が読みづらくなること。また、その目。老視（ろうし）。
２．老人の目。