日本語表現インフォ > 人物表現 > 目・瞳 > 目(瞳)の雰囲気
目(瞳)の雰囲気の表現・描写・類語
星の如く澄んで微塵の濁りも見えぬ子供のような綺麗な瞳
長与善郎 / 青銅の基督 amazon
目が皺くちゃな顔の中に澱んだ二つの水たまりのよう
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
戦いを挑んでひけはとらないぞというようなぎらぎらした目
幸田 文 / おとうと amazon
冷たいほどの美しさをたたえた目
原田 康子 / 挽歌 amazon
貝の身のように中からそっと覗いているむっくりとした眼の玉
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
閉じた眼が悩んだ顔に切り傷のようについている
大岡 昇平 / 武蔵野夫人 amazon
湯から上がったときみたいな湿りを目の周りに持った女
宮本 輝 / 星々の悲しみ amazon
白いガウンを着たチャンピオンの登場を見るように眩しげな眼つきで彼女を眺めた。
石原 慎太郎 / 太陽の季節 amazon
黒目がちの目が、井戸のようだった。底が見えず、音の反響する井戸、だ。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
目尻が上りもせず、下りもせず、わざと真直ぐ描いたような眼
川端康成 / 雪国 amazon
目が離れて大作りの顔と褐色の肌はガマガエルのよう
野崎 幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」に収録 amazon
伊吹の真ん丸い目が、海で拾って宝箱にしまってあるカラス貝みたいに、自分だけの秘密の宝物みたいに思えた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
先天的に男というものを知りぬいてその心を試みようとする淫婦 の目
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
星を宿したようなつぶらな眼
岡本かの子 / 金魚撩乱 青空文庫
薄皮をひん剥いたような白く光る目
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
黒目が漆黒で、はるかに遠い宇宙を思わせた。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
眼鏡をはずした彼の眼は初めて見たのだが、それはまるで、ぼくの心の底を読みとっているような、奇妙な感じを与えた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
あと 62 個の表現が登録されています
ログインして全部見る
ログインして全部見る
同じカテゴリの表現一覧
目・瞳 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ