電車や汽車の中などで知らない人に無遠慮に話しかけ、甚しきはその人の持ち物の値段を聞いたり、買った店を尋ねたりするような大阪人の心やすさを、東京人は持ち合わせない。
谷崎潤一郎 / 蓼喰う虫 作品を確認(amazon)
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驕り・わがまま
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単語の意味
持ち合わせ・持ち合せ(もちあわせ)
持ち合わせ・持ち合せ・・・身に備え持っているもの。そのときに持っているもの。とくにお金をいう。所持金。
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わがまま・思い上がった性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
だだをこね泣き、情熱を見せた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
自分の若さをそのままにぶつけて、わがままをさせてもらう
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「性格・態度」カテゴリからランダム5
おれは冷静でもなければ、常にクールに自分のペースを守っているわけでもない。それはただバランスの問題に過ぎない。自分の抱える重みを支点の左右に、習慣的にうまく振り分けているだけだ。他人の目には涼しげに映るかもしれない。でもそれは決して簡単な作業ではない。見た目よりは手間がかかる。そして均衡がうまくとれているからといって、支点にかかる総重量が僅かでも軽くなるわけではないのだ。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
もたれかかってくる心の重みを感じた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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