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神経を逆なでするような応援
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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応援・励ます・勇気づける
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......まま、キャンバスを片づける。いつの間にか俺と帰ることに決めたらしいナツ先輩は、俺の足元にしゃがんだ状態で「早く早くー。がんばれがんばれ新、がんばれがんばれ新」と神経を逆なでするような応援をしてくる。じゃっと後ろ足で砂利を蹴散らしてみると、「やめろっ」と頭を殴られた。「でもやっぱり新は、人物画のほうが向いてるな」 どこから「でも」がやってきたのか......
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子供をなだめる母親のように何をこわがっているのだと自分に言いきかせ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
笑顔で力強い言葉をかけて
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(かける言葉が見つからない)わたしは何も言葉が見つけられず、仕方なく窓ガラスを流れるしずくを目で追っていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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博士はルートをほめるのに、労力を惜しまなかった。ほめている間に、どんどん時間だけが過ぎて、宿題が一向にはかどらなくても焦らなかった。ルートがどんなに愚かな袋小路へ入り込んだ時でも、川底の泥から一粒の砂金をすくい上げるように、小さな美点を見出だした。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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