日本人のはどんなに白くとも、白い中に微かに翳りがある。《…略…》露出している部分へ濃い白粉を塗っているのだが、それでいて、やっぱりその皮膚の底に淀んでいる暗色を消すことが出来ない。
谷崎潤一郎 / 陰翳礼讃 作品を確認(amazon)
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色白・肌の白さ
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単語の意味
陰り・翳り(かげり)
白粉(おしろい)
白粉・・・化粧品のひとつで、顔につけたり塗ったりする白い粉。また、それを練り合わせたもの。肌を色白に美しく見せる目的で使う。粉白粉・水白粉・練り白粉・紙白粉・固形白粉などがある。「しろい」は、「白い物」を意味する。
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明い電燈をまともに受けた裸身雪を欺くばかり
永井荷風 / 腕くらべ amazon
彼女の肌が夜は 灯りの色に、たそがれどきには暮色に染まることを私は知った。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
北国の白い肌を大そういたわっているので、ほとんど日焦(や)けの跡が認められない
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
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