文字・活字の表現・描写・類語(言葉・話のカテゴリ)の一覧 ランダム5
象形的で、濃密で、硬くて、非妥協的な字だ。エジプトのピラミッドでときどき発見される昔の小さな甲虫を想像させる。今にもぞろぞろと動きだして、そのまま歴史の闇の中にあと戻りしてしまいそうだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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女の身の上噺 というものには、少しも興味を持てないたちで、それは女の語り方の下手なせいか、つまり、話の重点の置き方を間違っているせいなのか、とにかく、自分には、つねに、馬耳東風なのでありました。
太宰治 / 人間失格
「あーあ、今に二人で巴里に行きましょうね、シャンゼリゼーで馬車に乗りましょうねえ」 その時口癖のようにいった巴里 という言葉は、必ずしも巴里を意味してはいなかった。極楽というほどの意味だった。
岡本かの子 / 母子叙情
(話のオチ)結論のない演舌は、デザートのない西洋料理のようなものだ
夏目漱石 / 吾輩は猫である
ペンの先から思いが溢れてこぼれ散る
三浦 綾子 / 続 氷点 amazon
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