TOP > 人物表現 > 目・瞳 > 憎んだ目


カテゴリ検索 単語の意味
弟の目は恐ろしい催促をやめません。それにその目の恨めしそうなのがだんだん険しくなって来て、とうとうかたきの顔をでもにらむような、憎々しい目になって
森鴎外 / 高瀬舟 ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
憎んだ目
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......早くしろ、早くしろ』と言って、さも恨めしそうにわたくしを見ています。わたくしの頭の中では、なんだかこう車の輪のような物がぐるぐる回っているようでございましたが、弟の目は恐ろしい催促をやめません。それにその目の恨めしそうなのがだんだん険しくなって来て、とうとうかたきの顔をでもにらむような、憎々しい目になってしまいます。それを見ていて、わたくしはとうとう、これは弟の言ったとおりにしてやらなくてはならないと思いました。わたくしは『しかたがない、抜いてやるぞ』と申しまし......
単語の意味
険しい・嶮しい(けわしい)
険しい・嶮しい・・・1.山や崖などの斜面が急で、登るのが困難なさま。
2.問題を抱えている事態の解決に困難が予想されるさま。
3.緊張や怒りのために、言葉や表情がきついと感じられるさま。
4.自然現象などが、荒々しく近寄りがたいさま。激しいさま。
ここに意味を表示
憎んだ目の表現・描写・類語(目・瞳のカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼には異様なぎらつきがある。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
怨念 のこもった眼
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(目の色は)獰猛な憎悪にとってかわる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
彼女は魔物のように彼を見つめ、憎しみに産毛を逆立てている。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「目・瞳」カテゴリからランダム5
眼に籠めた情火
夢野久作 / あやかしの鼓
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
目・瞳 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分