酔客や水商売の女たちの声が、妙に金属的な響きで耳に残る。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
高い声・甲高い声・奇声
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......生を終えてしまいそうな気がするのだった。 シャッターを降ろしてしまったため、店内はしんとしていた。雨が降ると、この界隈はとたんに静かになり、ときたま聞こえてくる酔客や水商売の女たちの声が、妙に金属的な響きで耳に残る。邦彦もさっきの出来事で気が滅入ってしまったらしく、無言で店の中を掃除している。 きょうは二人で酔っぱらおうかとつぶやきながら、武内はウィスキーの壜とコップをテー......
単語の意味
妙(みょう)
妙・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
ここに意味を表示
高い声・甲高い声・奇声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
窓のブラインドを風が鳴らすような、軽い言い方
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 amazon
埃をほうきで掃くみたいに、ぼそりと吐き捨てられた忘れられない言葉がある。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(ビートルズのヒア・カムズ・ザ・サンの演奏)存在感のある素敵な声だった。ビールを飲みながら山を眺め、彼女の唄を聴いていると、本当にそこから太陽がもう一度顔をのぞかせそうな気がしてきた。それはとてもあたたかいやさしい気持だった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ