黙る・沈黙の表現・描写・類語

日本語表現インフォ > 感情表現 > 声・口調 > 黙る・沈黙


カテゴリ検索 単語の意味
黙る・沈黙の表現・描写・類語
沈黙が流れる。周囲の客の声が急にはっきりと耳に入ってきた。
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
風の向きが変わったように、ふっつりと話をやめる
小島 信夫 / アメリカン・スクール amazon
厚い石壁のような沈黙
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
石膏のように無言だった。
曽野 綾子 / 遠来の客たち amazon
牛のようにおし黙って
藤沢 周平 / 麦屋町昼下がり amazon
艶消のような柔かい沈黙
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
水底のような沈黙
片岡鉄平 / 綱の上の少女
化石したようにしんとして
小栗 風葉 / 深川女房 amazon
石で刻まれたみたいに黙ってる
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
こわれた楽器のような沈黙
安部 公房 / 他人の顔 amazon
しゃべり過ぎたことを後悔するかのように口をつぐんで
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
静謐な空気
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
しばらく、沈黙があった。郵便配達のバイクが、前の道を素通りしていった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
一瞬、沈黙の時間が流れた。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
それだけ話してしまうと、もう他には何の話題も見つけられなかった。沈黙が風のように流れ込んできた。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
黙りが重くなってきた
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
凍ったような沈黙が茶の間を支配する
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ気まずい
慎一の視線は店内をさ迷っていた。話のきっかけを求めているのだな、とは分かった
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon関連カテ気まずい
石のような不動の沈黙
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫
おしのように黙って
芥川龍之介 / 袈裟と盛遠 青空文庫
口にチャックをする手振りをして
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
男は再び重苦しい沈黙の中に沈み込んだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
皮膚がひりひりと痛みそうな沈黙
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
危険な沈黙
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫関連カテ気まずい
そう言ったきり、ぷつりと黙った。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
情の深い沈黙
宮本百合子 / 伸子 青空文庫
むっつり黙りこんだ。
宮本百合子 / 伸子 青空文庫
おしのように口をきかぬ
梶井基次郎 / ある心の風景 青空文庫
沈黙。雨音。  ごうごう大げさに吹きゆく風。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ雨の音強風・暴風
「そうかよ。」  と言って黙った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
どう切りだそうかな、と少し考えこんでいた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ会話の間を取る
その意味を一生懸命考えて無口になった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ考える・頭を回転させる
それ以上言葉を重ねようとはしなかった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
不穏な沈黙が生まれて十和子は身構えた
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ気まずい
黙って眺めていると、水島が重ねてきいてくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
むっつり口をつぐむ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
息詰まる思いで、富田は間島の反応を待つ。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon関連カテ会話の間を取る
夫には刺のある沈黙を貫く
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon関連カテ倦怠期
次に何を聞けばいいのかわからなくなって、口を閉ざした。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
柿村はしばし黙りこんだ。わたしは辛抱強く次の言葉を待った。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
永遠とも思える時間を話しかけず静かに待っていてくれた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ気まずい
一通りの話を終えると、しばしの沈黙が訪れた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
電話の向こうに、水原の指示を 斟酌 するかの沈黙が挟まる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon関連カテ気持ちを汲む
すみれは 10 秒か 15 秒のあいだ黙っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
二人とも沈黙は少しも苦にならない。
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
私は声をあげまいとして手の甲で口を押さえた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
この 闇 のようにただ黙っておられたのですか。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
三人がそれぞれ申し合わせたように口を閉ざしてしまった
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
おたがいどちらかが話を切り出すのを待つ
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
(敵の射撃が終わって)熱苦しい沈黙が、戦線に蔽いかぶさる
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon関連カテ静けさ・静寂
下宿の主人は及川隆一が自分の言葉にのってこないのでしばらく黙った
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon関連カテ会話の間を取る
あと 177 個の表現が登録されています
ログインして全部見る
類似・関連の強い・参考になる表現
会話の間を取る静けさ・静寂音が消える・聞こえなくなる(黙る原因として)疲れる・疲労感口が堅い
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧 
カテゴリ検索 単語の意味
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分