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(蝉が鳴りしきるお寺で)わたしたちはまるでせみの声に鼓膜を吸い取られたかのように、無口にお寺の精進料理を食べた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
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前後の文章を含んだ引用
......れたこぢんまりしたお寺で、せみの声が何重にも渦を巻いていた。弟とわたしとわたしの夫の三人は、その渦の目の中にぽつんと正座して、長い時間お経を聞いていた。その後、わたしたちはまるでせみの声に鼓膜を吸い取られたかのように、無口にお寺の精進料理を食べた。そして弟は、そのまま直接、お寺から大学へ帰ってしまった。だから、弟と何かをきちんと話したのは、もうずいぶん前のような気がした。というよりも、お互い大人になってか......
単語の意味
精進(しょうじん)
精進・・・修行に専念すること。ひとつの事に集中して励むこと。一生懸命に努力すること。
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
しゃべり過ぎたことを後悔するかのように口をつぐんで
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
それ以上言葉を重ねようとはしなかった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
ゆっくりと文節を区切るようにして言った。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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