二人はテーブルをはさんで向かい合って夕食を食べた。会話というほどのものは交わされなかった。彼らは倦怠期を迎えた夫婦のように、黙々と料理を口に運びながら、それぞれに別のことを考えていた。あるいは何も考えていなかった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
食事風景
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単語の意味
倦怠(けんたい)
倦怠・・・1.同じ物事が長く、もしくは何度も続いて、いやになる。飽きて嫌気が差すこと。
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
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(夜道での会話)もうほとんど立ち止まっている二人を、無灯火の自転車が後ろから追い抜いていく。そこに生まれた小さな風が、沈黙を埋められずに散っていった。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
芥川龍之介 / 杜子春
話し疲れた二人は暫 く黙っていた。
岡本かの子 / 河明り
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「声・口調」カテゴリからランダム5
酔客や水商売の女たちの声が、妙に金属的な響きで耳に残る。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
獲物めがけて飛ぶ矢のように声が放たれる
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
「料理(その他)」カテゴリからランダム5
盆と正月が一度にやってきたような食事
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
トレイには、コーヒーやトースト、卵やハムや野菜が体裁よく並んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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