一度口を開いたあとで黙り込むのは、空気の重さが二倍増しになりそう
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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気まずい
黙る・沈黙
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......だ。気のせいかもしれないけれど、俺に話しかけるな、というオーラを放っているように思える。「だんだん紅葉が深くなってきますね。あと、どれくらいで着くんですか?」 一度口を開いたあとで黙り込むのは、空気の重さが二倍増しになりそうなので、当たり障りのなさそうなことを訊いてみる。「どうでしょう。私も初めてなのでよく……」「あと、二十分くらいです」 黙って運転していた秘書が言葉を引き継いだ。......
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雨に濡れた鹿苑寺の大きな黒い瓦屋根のような沈黙の重みが私の上に在った。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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ものの言い方はなかばけんか腰だった。なにかをけ飛ばしたいのだけれど、適当なものがないので、しかたなくぼくに質問しているみたいだった──少なくともぼくにはそんな風に感じられた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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抑揚の少ない、把みどころのない声
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「僕 たちしっかりやろうねえ」ジョバンニが胸 いっぱい新しい力が湧 くように、ふうと息 をしながら言 いました。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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