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......ゃんは泣きながらティエンをののしり、痣だらけの足を引きずって部屋を出ていった。ティエンはセッちゃんの後ろ姿を無言で見送った後、振り向いてサユリを見た。「あの女、背中に駱駝みたいなこぶを付けてるわよ。それを栄養にして、もっと賢くなるといいわ」　サユリの声は興奮で震えていた。ティエンは、この不遜きわまりない女をどうしようもなく憐れに感じ抱きしめた。その途......

単語の意味

背中（せなか）

駱駝（らくだ）

背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背（せ）。背面。

駱駝・・・ラクダ科の哺乳動物の総称。砂漠での生活に適し、足の裏は厚く柔らかく砂にめり込むのを防ぎ、鼻孔は開閉できて砂が入り込まない。背に脂肪質のコブがあり、養分を貯えるほか、代謝水ともなる。砂漠の旅に重要な家畜。毛は織物の材料。