唇が 冴えた美しい色をしていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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その他の唇の雰囲気
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前後の文章を含んだ引用
......入って来た。身体の大きい美しい女だった。謙作はこの女だろうと思った。女は少しはれぼったい眼に媚びるような表情をして、「先日は」と云って緒方の方へ近寄って行った。唇が冴えた美しい色をしていた。 緒方は黙って前のコップを一ト息に飲干すと自身で酒とソーダ水とを割って、「これを飲み給え」と女の前へ置いた。 女は緒方の側の椅子へ腰を下ろして、そのコップを透か......
単語の意味
冴える・冱える(さえる)
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