顔立ちのいい女

目も覚めるような美人

甘やかされた愛らしい少女のような、引っ掛かりのない美しさ

女子高生にとって可愛いは人間の価値そのものとイコールで直結する。性格が極悪でも容姿の良い子はとびきり高い点数をつけてもらい、クラスに君臨し、のさばり

（女の）いま咲いたばかりの白い百合（ゆり）の花のような楚楚とした艶（あでや）かさ

親爺（おやじ）という老太陽の周囲を、行儀よく廻転するように見せている。

古藤の童貞を破る手を他の女に任せるのがねたましくてたまらなくなった。幾枚も皮をかぶった古藤の心のどん底に隠れている欲念を葉子の蠱惑力（チャーム）で掘り起こして見たくってたまらなくなった。

皮肉で薄情で、蚯蚓（みみず）みたいに冷たい若い男

さかきちゃんは美人。でも亜美ちゃんはもっと美人。グリム童話「白雪姫」で継母の女王様は「女王様は美しい。でも白雪姫はもっと美しい」と魔法の鏡から衝撃の告白を受けて、鏡をぶち割った。しかし魔法の鏡に訊くまでもない。さかきちゃんは美人、でも亜美ちゃんはもっと美人。

主従以上に親しかった