のどから、おなかのそこから、きれいな音がさらさらとあふれ出ていくのが見えるようだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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歌声・歌う
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前後の文章を含んだ引用
......が歌いだしたから、私も歌った。そうして春のうららの……と歌っているうちに、させ子の声があんまり高くてきれいなので気持ちよくなってしまい、久しぶりに大声で歌った。のどから、おなかのそこから、きれいな音がさらさらとあふれ出ていくのが見えるようだった。目だけ合わせて、笑い合った。つられてくちもとが笑うと、歌も明るい笑顔の相になる。きっと悲しみを抱えていたら、歌も重くなる。当たり前だけれど、考え始めると複雑なこ......
単語の意味
長閑(のどか)
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声があんまり高くてきれいなので気持ちよくなって
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
山の暗さの中に何もかも吐き出しているような歌い方
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