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ケチャップとおぼしき赤いしみ
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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きたない(よごれ・シミ)
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......せら笑う男……。 野呂にメールを送った後、わたしが柿村のマンションに行くと、柿村は青いストライプの入った木綿のパジャマ姿でわたしを迎えた。パジャマの前部分には、ケチャップとおぼしき赤いしみが点々とついていて、柿村はそのしみの上から、布地ごと胸をぽりぽりと搔いた。 寝不足の顔をし、生涯、ブラシをあてたことなどなさそうな、もじゃもじゃした髪の毛が、い......
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きたない(よごれ・シミ)の表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
岡本かの子 / 巴里祭
天井のしみの真ん中に止まった。それはこの前見た時より一回り大きくなっているようだった。何種類もの絵の具を混ぜたような暗い色が、天井を丸く染めていた。鼓動を小刻みに震わせる羽が、しみの中に透明に浮き出ていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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(居留守)物音はしないが、居るのは気配で判る。
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
バランスを取って丸太のうえに立ち、支えの岩にうまく載る角度を探す。サーカスの曲芸師みたいだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
(不意を突かれる)「え……?」義母がそんなことを言い出すとは思ってもいなかったので、雪見は思考が回るまでに時間がかかった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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