TOP > 人物表現 > 口・顎 >


カテゴリ検索 単語の意味
少し出張った顎は意志力を表わし、それが高等学校時代の適度の運動に充ちた均斉のとれた肩、胸、腹、腰、上半身の軽快な感覚を保持しているようである。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、しかし鼻先の開いた獅子鼻、少し白すぎるが光沢のある頰、長い、付け根になるほど太くなっている眉、この上品な感じの漂うている顔の表情の中には憂いの影が閃いている。少し出張った顎は意志力を表わし、それが高等学校時代の適度の運動に充ちた均斉のとれた肩、胸、腹、腰、上半身の軽快な感覚を保持しているようである。そして沈着な、憂鬱の輝く智慧が表情や挙動に感じられる。彼は広島の資産家の長男として生れている。父は元、農林省の技師であったが、早く職を退き関西地方の綿業に関係し......
単語の意味
上半身(じょうはんしん・かみはんしん)
顎・頤・腭(あご)
胸(むね)
腹(はら)
腰(こし)
上半身・・・体の、腰から上の部分。上体(じょうたい)。⇔下半身(かはんしん・しもはんしん)。
顎・頤・腭・・・1.口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
ここに意味を表示
顎の表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
おろしたての筆で描いたようにすらりとした椿の顎のライン
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ横顔
このカテゴリを全部見る
「口・顎」カテゴリからランダム5
顎 をしゃくって竜夫を招いた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ手招きする
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
口・顎 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分