万事が齟齬(ぐれはま)の、思うようにならぬ焦燥(もどかし)さは、地鞴(じだんだ)を踏むばかり
二葉亭 四迷 / 其面影 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
困難・障害
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
焦燥(しょうそう)
もどかしい
地団駄を踏む(じだんだをふむ)
齟齬(そご)
焦燥・・・苛立ち。焦り。イライラすること。
もどかしい・・・物事が進展しそうなのに進展しない状況が続いて、イライラする。じれったい。
地団駄を踏む・・・怒ったり悔しがったりして、両足を交互に激しく踏み鳴らす。また、それほどの気持ちになること。「地団太を踏む」とも書く。
齟齬・・・食い違い。物事がうまくかみ合わないこと。「ぐりはま」「ぐれはま」とも読む。(「ハマグリ」の殻を逆さにするとかみ合わないのが由来)
ここに意味を表示
困難・障害の表現・描写・類語(失敗・損失のカテゴリ)の一覧 ランダム5
困難が壁のように立ち塞がる
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
三原は疲労していた。囲まれた壁の中に彼はいた。どの壁面も打ち破ることができない。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「失敗・損失」カテゴリからランダム5
窯焚きの手加減一つで、どんな名工の鏤心砕骨 も、ピーンと破 れが入ってしまう。
吉川英治 / 増長天王
ビールの良いところはね、全部小便になって出ちまうことだね。ワン・アウト一塁ダブル・プレー、何も残りゃしない。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
二人の 括られた杭だけがはるかにぽつんと突ったっていました。もう杭と人間との区別もつかない。まるでモキチもイチゾウも杭にへばりついて杭そのものになってしまったようでした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
失敗・損失 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ