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顴骨かんこつ がとび出て眼のくぼんだ男
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:5% 作品を確認(amazon)
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顔の印象(ネガティブ)
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前後の文章を含んだ引用
......をとめた。ガソリン・スタンドの主人が言った言葉を思いだしたからである。ショオウィンドオは相変らず埃に白く汚れている。店のなかで男がうつむいてミシンをふんでいた。顴骨がとび出て眼のくぼんだ男だ。この男が南京で憲兵をしていたのだろうか。しかしよく考えてみると、これもよくある顔なのだ。鳥取部隊の内務班でも私は古参兵や戦友のなかにこの種の農民的な顔をよく......
単語の意味
顴骨(かんこつ・けんこつ)
顴骨・・・目の斜め下、頬の上の部分の、突き出た骨。ほおぼね。
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城館の白い壁が疲れ果てた眼にうつる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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