もう二度とこんな重いものを持って行くのはコリゴリ
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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重み(重い・軽い)
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前後の文章を含んだ引用
......くのだろうか。 ま、仮に持って行ったとしよう。 持って行って食べたとしよう。 食べたあと、そこでもこれを捨てることはできないに違いない。捨てきれずに持ち帰り、「もう二度とこんな重いものを持って行くのはコリゴリ」といいながら、また丁寧に洗って流しの下にしまいこむことになる。「二度とコリゴリ」なら、いますぐゴミとして捨てなさい。 これからゴキブリのシーズンがやってくる。......
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(軽い)壊れた椅子に楽々と体重を預けられるほどの悲しい重さ
阿部 昭 / 千年・あの夏 amazon
(プラスチック製の丼だったので思ったより軽い)こういう店では、よもやプラスチックの丼を使っているとは誰も思わない。 カツ丼が到着する。 当人も、体の関係諸器官も、丼=瀬戸物、と信じきっている。 丼+ゴハン+トンカツ=総重量、という計算が速やかに、当人および関係諸器官の間で行われ、「大体このぐらい」という結論が出て、当人もすっかりその気になって丼をひょいと持ちあげる。 すると、それが予想と全く違って急速に持ちあがってしまう。 あの瞬間の空しさ、寂しさはいうにいわれぬものがある。 裏切られた、という思い、おとしめられた、という思い、情けないという思いなどでしばし呆然となる。 胸にポッカリ空洞があいたような空しい気持ちになり、これも時代だ、などの諦観も湧き、空しい気持ちになる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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体が二つに折れるほど重い荷を背負う
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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