物怖じせず、こちらの説明に本当に納得した時しか頷かない彼女
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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芯が強い人
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......た。 大きな目の、一見、少女風の彼女の顔容が脳裡に浮かんで、かわいそうにと、心底、同情した。やや小柄だが、肩の丸みには必ずしも華奢ではない厚みがあって、それが、物怖じせず、こちらの説明に本当に納得した時しか頷かない彼女の心根を支えているかのようだった。 二歳半の子供を病気で亡くすというのは、城戸の想像の及ばぬ絶望だったが、彼女は気丈で、残されたもう一人の子供を連れている時には......
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物怖じせず、こちらの説明に本当に納得した時しか頷かない彼女
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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私は感情の振り幅が小さい人間だ。いつも心のどこかが冷めている。
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
ひどくシャイな性格で、三人以上の人間が居合わせる場所では、いつも自分が実際には存在しないものとして扱われることを好んだ
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
実際に臨むといやにへえへえする。主人のおやじはその昔場末の名主であったから、上の者にぴょこぴょこ頭を下げて暮した習慣が、因果となってかように子に酬 ったのかも知れない。まことに気の毒な至りである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
大ぶりにたっぷりと、胃のなかに充実感をあたえるものでないと満足しない
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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