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チンという音が響き、エレベータのドアが開いた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:5% 作品を確認(amazon)
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エレベーター
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......いのいい老人。お洒落で、かなり見栄っ張り。それに女好き。こうした人間関係からは、殺人にまで結びつくほどの切羽詰まった状況は浮かび上がってこなかった。 そのとき、チンという音が響き、エレベータのドアが開いた。日下は、柳とともにエレベータを降りた。斜め向かい側の灰白色の鉄扉に、《共栄ファイナンス》の切り文字があった。磨りガラスの嵌った四角い窓から、内部の白い光が漏れて......
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エレベーターの表現・描写・類語(外の設備・工作物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(人を追う)ホールのつきあたりにあるエレベーターの扉は既に閉まっていた。そして旧式の階数表示の針はゆっくりと回り始めていた。僕は息を整えながら、その針の行きつく先を睨んでいた。針はもどかしいほどゆっくり回り、8という番号のところでぴくりと震えてから止まった。そしてそれっきり動かなくなった。僕はエレベーターのボタンを押したが、それから思い直して近くにあった階段を走って上がった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
旧式のエレベーターの中はかびくさく、がたつきながらゆっくりと上昇する。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
高射砲が花火の炸裂するような音を立て
福永 武彦 / 草の花 amazon
藍色の大空を支えている赤煉瓦の大煙突
夢野久作 / ドグラ・マグラ
噴水の水は花火の様であった。
内田 百けん / 東京日記 他六篇 amazon
三人も乗れば一杯になるような、ひどく小さなエレベーター
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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