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本能的に嫌悪感を感じた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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生理的な嫌悪感
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......さか、若い将校たちに試食させるんじゃ、ないでしょうねえ」あの時、浅井助手も相手の心を読みとるように唇にうすい嗤いをうかべたのである。 ノブはその会話を思いだして本能的に嫌悪感を感じた。しかしその嫌悪感をのぞくと彼女は、軍人たちが捕虜の肝臓を食べようが食べまいがどうでもいいことだった。看護婦である彼女は患者の手術や人間の血は見馴れていたから、今......
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生理的な嫌悪感の表現・描写・類語(ものの性質・特徴のカテゴリ)の一覧 ランダム5
直感的に「むり」だと思った。「むり」という気持ちが、無意識のうちにすこーんと頭の中で直立していた。茶柱のように不意な直立だったから、逆らう気にもなれなかった。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
世の中に一目で嫌になるというタイプの顔があるとすれば、それがその顔だった。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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(こだわりがない)同じ歳のはずの同級生たちはいろいろなことを知っていて、それぞれにこだわりを持っているらしい。自分だけがつるんとしている感じがした。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
(現実感がない)何を話しても、捉えどころのない非現実感が言葉の背後から滲み出てくる。だが当然ながら、これは夢などではない。これは終わりで、黒崎との終わりもそうだったように、終わりはなぜかいつも夢に似ているのだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
庭木の枝を撓めるように、思いどおりにできる
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
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