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あがきのとれない苦痛
梶井基次郎 / のんきな患者 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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苦痛(精神的なつらさ)
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前後の文章を含んだ引用
......、たとえ吉田は漠然とそれを感じることができても、身体も心も抜き差しのならない自分の状態であってみればなおのことその迷妄を捨て切ってしまうこともできず、その結果はあがきのとれない苦痛がますます増大してゆく一方となり、そのはてにはもうその苦しさだけにも堪え切れなくなって、「こんなに苦しむくらいならいっそのこと言ってしまおう」と最後の決心をする......
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苦痛(精神的なつらさ)の表現・描写・類語(刺激のカテゴリ)の一覧 ランダム5
苦痛が刺のように残っていた。
徳田 秋声 / 爛 amazon
(精神的に痛めつけられて)毛を挘(むし)られたにわとりのような恰好(になる)
吉行 淳之介 / 娼婦の部屋 (1960年) amazon
心を誰かに摑まれて、ぶんぶんと振り回されているような気持ちになる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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(今日おじいさん亡くなったことを)説明している間に、おじいさんの死が生暖かい液体になって、わたしの中にしみ込んでくるような気がした。自分の気持ちがびしょ濡れになってゆくのが分った。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
炭酸水が胸のあたりにツーンと通るような軽い苦痛
阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
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