物がすべて青白く、空気の 肌 ざわりも冷々として
志賀 直哉 / 城の崎にて「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:59% 作品を確認(amazon)
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寒い・冷気・凍える
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前後の文章を含んだ引用
......狭くなって路も急になる。流れも同様に急になって、人家も全く見えなくなった。もう帰ろうと思いながら、あの見える所までという風に角を一つ一つ先へ先へと歩いて行った。物がすべて青白く、空気の肌ざわりも冷々として、物静かさがかえって何となく自分をそわそわとさせた。大きな桑の木が路傍にある。彼方の、路へ差し出した桑の枝で、ある一つの葉だけがヒラヒラヒラヒラ、同じリズムで動......
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寒い・冷気・凍えるの表現・描写・類語(気温のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空気までがぱりぱりとしそうな凍て
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
冷気は重味を加えて夜空に満ちている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
しまいに魂までが裸にされるような寒さを今は自分のすべての感覚にさえかんじていた。
室生 犀星 / 幼年時代 amazon
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わっと飛び出してくるドライヤーのような空気を押し分けて、運転席に乗り込む
原田 宗典 / 十九、二十(はたち) amazon
暑いので、気が遠くなりそうだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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