乳首の触れたときの硬い抵抗。それは乳首の周りに渦巻いている細毛

胸の大きさがいやでも人目を惹く。

女のふっくらとした重味のある乳房を柔らかく握って見て、云いようのない快感を感じた。それは何か値うちのあるものに触れている感じだった。軽く揺すると、気持のいい重さが 掌てのひら に感ぜられる。それを何と云い現わしていいか分らなかった。 「豊年だ！　豊年だ！」と云った。 　そう云いながら、彼は幾度となくそれを揺す 振った。何か知れなかった。が、とにかくそれは彼の空虚を満たしてくれる、何かしら唯一の貴重な物、その象徴として彼には感ぜられるのであった。

なんであんなピンクやの」「や、もうお年で、色素がないっていうか、体質っていうか」「乳輪も、わからんくらいに色がない。

乳首は堅く張り出し、若い桃色を思わせるに充分であった。

Ａカップのブラジャーをつけているけれど、ブラジャーと胸の間に隙間がありすぎて、乳首まで見えそうになってしまう。

（牝犬の乳首）羽根突きの 羽子 の黒い玉、 無患子むくろじ というのか、あれそっくりの黒く固そうな乳首をゆすって

貝殻骨の浮いて見える背中

どこにも病気のなさそうなほど、胸郭の広い厚い胸

（少女の）乳房はみごとに完全な半球を描いていた。けちのつけようもない半球だ。乳首はそれほど大きくない。それはまだ柔らかく、来るべき完成形をそこで静かに模索している。乳房だけが大きく、すでに成熟を遂げている。そしてなぜか重力の影響をほとんど受けていないように見える。ふたつの乳首はきれいに上を向いている。陽光を求める蔓（つる）性植物の新しい芽のように。