顔は奇態に細長く、なまっ白く、 冬瓜 のうらなり公とでも呼びたい風采であった。
阿刀田 高 / ゴルフ事始め「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
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面長な顔
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前後の文章を含んだ引用
......言ってもけっして誉めているわけではなく、怠惰で放埓な貴族の血が代を重ねるたびに蓄積され、小胆な人格に結集されたならばさしずめこんなぐあいであろうといった印象で、顔は奇態に細長く、なまっ白く、冬瓜のうらなり公とでも呼びたい風采であった。 この二人がどういう目的でエジンバラの城に少時滞在したのか、用向きのほどはわからない。スコットランドとイングランドの政治的密約にかかわるものであったかもしれない......
単語の意味
風采(ふうさい)
末生り・末成り(うらなり)
風采・・・身なりや体型、容姿などの外見の印象。
末生り・末成り・・・1.蔓(つる)の末(うら)のほうに実がなること。また、その実。小振りで艶がなく、味も落ちる。「末」は(植物の)先端の意。
2.1が転じて、顔色が悪く、元気がなくて弱々しい感じがする人のたとえ。末なりの瓢箪とも言う。
3.末っ子。
2.1が転じて、顔色が悪く、元気がなくて弱々しい感じがする人のたとえ。末なりの瓢箪とも言う。
3.末っ子。
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大きく髪を結っていた。それが卵形の凛々しい顔を非常に小さく見せながらも、美しく調和していた。
川端康成 / 伊豆の踊子 amazon
(顔が)蠟のように真白くなっている。初めてみた人間の内臓の生々しい模様に貧血を起したものらしい
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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