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(顔が)蠟のように真白くなっている。初めてみた人間の内臓の生々しい模様に貧血を起したものらしい
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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顔色が悪い・顔が青ざめる
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前後の文章を含んだ引用
......にまじって相変らずなり続いている。と彼は考えた。 首をうしろに廻して、背後にかたまっている将校たちの群をそっと窺うと、左端の眼鏡をかけた若い将校が顔を横にそむけ蠟のように真白くなっている。初めてみた人間の内臓の生々しい模様に貧血を起したものらしい、戸田に見られていることに気がつくと、この男はあわてて体を直立させて眉をしかめた。 その隣りのチョボ髭の中尉の顔は汗と脂とで光り、口を馬鹿のようにポカンとあいて......
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顔色が悪い・顔が青ざめるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
娘は殆 ど裁きを受ける女のように、首を垂れて少し蒼 ざめていた。
岡本かの子 / 河明り
全身の血が見る見る心臓へ集中して、消え込んで行くように感じた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
(顔が)蠟のように真白くなっている。初めてみた人間の内臓の生々しい模様に貧血を起したものらしい
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
黒い染みのような不審な思いを抱く
森 瑤子 / 風物語 (1984年) amazon
ポロシャツの裏の胸をくすぐって、幾匹もの汗の虫が気持ち悪く這い下りる
黒井 千次 / 群棲 amazon
「驚き」カテゴリからランダム5
目に浮かんだ心底仰天したような色
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「顔」カテゴリからランダム5
平凡なあやふやな顔の中年男性だった。耳たぶが分厚いとか、指がたくましいとか、首のラインがくっきりしているとかいう心に残る印象が、一つもなかった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
将棋の駒のような角ばった顔
福永 武彦 / 草の花 amazon
紙のように光のない顔
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
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