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「心」の言葉を含む驚きの表現・描写・類語
心当たりのないところに矢が飛んできたという顔
干刈 あがた / ゆっくり東京女子マラソン amazon
ドキッと心臓のとまった心地で無意識に横へ退(さが)り
森田 たま / もめん随筆 amazon
自分の肺臓と心臓が、どこかわからぬ遠い処から、大浪を打たせて責めかかって来る音に耳を澄ましつつ……ワナワナブルブルと戦きふるえていた。 けれども……その心臓と肺臓がイクラ騒ぎ立てて、喘 ぎまわって
夢野久作 / ドグラ・マグラ
心臓の鼓動と呼吸とが、同時に止まったように思った。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
心臓が肋骨を持ち上げるくらい激しく動いている
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
息が苦しい。不規則に暴れている心臓が、いつまでも収まらない。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
心臓はたしかに平時よりも烈しく鼓動して
夏目漱石 / 吾輩は猫である
心臓が肋骨の下でステテコを踊り出す。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
稲妻のように彼女の心に響いた
有島武郎 / 或る女(前編)
心臓でも破裂しそうな驚きに打たれて
有島武郎 / 或る女(前編)
今にも破裂するように心臓が鼓動した。
有島武郎 / 或る女(後編)
有島武郎 / 或る女(後編)
不意だったから、どんと心臓がバウンドして、痛いくらいだった。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ひやりとして、心臓は電撃を受けたような衝動を感じた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
一時に、十文字に、胸をつきぬいて、大きく心臓が呼吸した。
吉川英治 / 無宿人国記
心臓はにわかに鼓動を増した。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
当惑が心の中にあった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「警察の者ですが」 尋恵の心臓を 鷲掴みにするような声が耳に飛び込んできた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
目に浮かんだ心底仰天したような色
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
城戸の心臓は、彼の胸を内から懸命に叩いて、何かを訴えようとしていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
心臓が細かく震え出すのがわかった。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
心臓がぴょんと跳ねた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
ひゅっと心臓をつかまれたようだった。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
河川敷を十キロ走って、わたしの心臓はバクバクと悲鳴をあげた。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
(恐怖のドキドキ)心臓が胸の中で鋭い信号音をたたき出している。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
驚きから、ちょっと喪心しかけた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
胸の動悸は心臓を潰さんばかりであった
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
心臓が止まるほど驚いた。
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(助かるばい。助かるばい) 勝呂の胸の鼓動も心の呟きも速度をました。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
胸の中の躍る心臓の形が胸壁にぶつかった。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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