山鳥の保呂羽 を雪のように降り積もらせた冠
横光利一 / 日輪 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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羽毛
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前後の文章を含んだ引用
......を使いながら式場に出るべき装いを整えていた。彼女は斎杭 に懸った鏡の前で、兎の背骨を焼いた粉末を顔に塗ると、その上から辰砂 の粉を両頬に掃 き流 した。彼女の頭髪には、山鳥の保呂羽 を雪のように降り積もらせた冠 の上から、韓土 の瑪瑙 と翡翠 を連ねた玉鬘 が懸かっていた。侍女の一人は白色の絹布を卑弥呼の肩に着せかけていった。 「空の下で、最も美しき者は我の姫。」 侍女の一人は卑......
単語の意味
山鳥(やまどり)
山鳥・・・1.山に住む鳥。山の中に住む鳥。
2.キジ科の鳥。キジに似ているが、全体的に光沢のある赤銅(しゃくどう)色で、背・胸・腹に黒白の斑がある。顔の大部分は毛がなく赤色。雄は尾羽が非常に長い。雄は翼を羽ばたかせ「どどど」と音を出し、これを「母衣(ほろ)を打つ」という。
2.キジ科の鳥。キジに似ているが、全体的に光沢のある赤銅(しゃくどう)色で、背・胸・腹に黒白の斑がある。顔の大部分は毛がなく赤色。雄は尾羽が非常に長い。雄は翼を羽ばたかせ「どどど」と音を出し、これを「母衣(ほろ)を打つ」という。
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天使の羽根が大学の中庭に降りてくる光景を想像してみたが、遠くから見るとそれはまるでティッシュ・ペーパーのように見えた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
山鳥の保呂羽 を雪のように降り積もらせた冠
横光利一 / 日輪
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ぞっとするくらい寂しげに、トンビの鳴き声が大気にたなびく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
ゴミ捨て場を漁る烏(からす)は、好奇心の旺盛な考古学の学生のよう
山本 昌代 / 緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道 amazon
烏の一団は 執拗 に頭上で円を描きながら舞っていました。その暗い押しつけるような声は、立ちどまるとやみ、歩きだすと追いかけてきます。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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