冷めたい赤大根みたような二の腕
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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太い腕
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前後の文章を含んだ引用
......振り絞った。 「……どうぞ……どうぞ教えて下さい。僕は……僕の名前は、何というのですか」 「……………………」 相手は身動き一つしなかった。白い袖口 から出ている冷めたい赤大根みたような二の腕が、私の左右の手の下で見る見る紫色になって行った。 「……僕は……僕の名前は……何というのですか。……僕は狂人 でも……何でもない……」 「……アレエ――ッ……」......
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太い腕の表現・描写・類語(腕のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鯉のように、肉づきのよい腕
永井 龍男 / コチャバンバ行き amazon
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(力こぶ)体をこすっているその右腕がしきりに私の顔にあたる。赤く上気したその肉塊は湯とシャボンで細長い風船のように光りはじめた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
両腕を閂のように組んで
川端康成 / 雪国 amazon
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