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何となく胸がドキンとした。
夢野久作 / あやかしの鼓 ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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察知・察する・勘が働く
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前後の文章を含んだ引用
......木君は身じろぎもせずに聞いてくれた。 「結構なものばかりですね」 と御挨拶なしに賞めつつ私は秋の鼓、夏の鼓と打って来て、最後に桜の模様の鼓を取り上げたが、その時何となく胸がドキンとした。ほかの鼓の胴は皆塗りが古いのに、この胴だけは新らしかった。大方この鼓だけ蒔絵 の模様が時候と合わないために、春の模様に塗りかえさしたものであろうが、その前の模様は......
単語の意味
胸(むね)
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稲妻のように鋭く葉子はこの男の優越を感受した。
有島武郎 / 或る女
別段、何か根拠があるわけでもなく、ただ おかしい と感じている
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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目の前の男の顔から一瞬も目を離さず、小此木は表情の変化を読み取ろうとしていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
ぞろぞろと群がる蟻のごとくに現れる考え
夏目 漱石 / 門 amazon
ずっと気になっていたこと、心の底でゆっくりと渦を巻きながら濃くなってゆく霧のようなものの正体が、ふと少し見えた気がした
池澤夏樹 / 真昼のプリニウス amazon
ふいに昔、交際をしていた男のことを思い出した。つまり慎一の父親である、あの男のことだ。 どうして唐突に頭に浮かんだのか、自分でも分からない。 もしかしたら、あの男の姿が歩道にでも見えたのかもしれない。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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