双方共睨 めくらをしているなかにちょっと殺気がある。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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睨む・怒りの目つき
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前後の文章を含んだ引用
......たごとく、素足に股引 を高くまくって、近火の手伝にでも行きそうな風体 に見える。彼等は主人の前にならんだぎり黙然 として一言 も発しない。主人も口を開 かない。しばらくの間双方共睨 めくらをしているなかにちょっと殺気がある。 「貴様等はぬすっとうか」と主人は尋問した。大気燄 である。奥歯で囓 み潰 した癇癪玉 が炎となって鼻の穴から抜けるので、小鼻が、いちじるしく怒 って見える。越後獅子 の鼻......
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むっとしてその男の額 から鼻にかけたあたりを、遠慮もなく発矢 と目でむちうった。
有島武郎 / 或る女
まるで親の敵かなにかのように睨み付けている。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
害虫でも見るような目で睨んでくる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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