手を喇叭 のように口にあてて彼に叫んだ。
横光利一 / 日輪 ページ位置:96% 作品を確認(青空文庫)
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叫び声(叫ぶ)・わめく
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前後の文章を含んだ引用
......長羅の一団は彼を捨てて崩れて来た。長羅は一人馬上に踏みとまって、「返せ、返せ。」と叫び続けた。 その時、放してあった一人の奴国の斥候が彼の傍へ馳け寄って来ると、手を喇叭 のように口にあてて彼に叫んだ。 「不弥 の女を我は見た。見よ、不弥の女は赤い衣を纏 っている。」 長羅は彼の指差す方を振り向いた。そこには、肉迫して来る刃 の潮の後方に、紅の一点が静々 と赤い帆のよう......
単語の意味
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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その声が一しきり烈 しく波動して、渦巻いて、消え去った
夢野久作 / ドグラ・マグラ
ヒステリックな金切り声で叫ぶ。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
女がいきなり細い首をたてて嘶(いなな)くように一声叫ぶ
黒井 千次 / 群棲 amazon
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電話の向こうですみれは長いあいだ黙り込んでいた。東部戦線の亡霊たちが持ち込んできたような重い沈黙だった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
伏目になり、半分は言訳じみた声音で物を云った。
岡本かの子 / 母子叙情
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