片方の鼻の穴から、つららのように洟(はな)が長く垂れ下り、それが垂れ落ちるかと思うと、するりと吸い込まれ、次に片方の鼻の穴から長く垂れ下る。縄釣瓶(なわつるべ)のように上ったり下ったり、交互にそれを繰返している。
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 作品を確認(amazon)
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鼻水
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ぐずりと鼻をならして
小林多喜二 / 蟹工船
ポケットからティッシュ・ペーパーを取り出しつまらなそうに音をたてて鼻をかんだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
トロッとした薄い水鼻
小林多喜二 / 蟹工船
太い二本の鼻汁が、膿の塊のように口の上にたれている。
野間 宏 / 崩解感覚 amazon
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