TOP > 風景表現 > 鳥類 > 鳥のさえずり(鳴き声)
(ヒバリ)せっせと忙しく、絶間なく鳴いている。方幾里(ほういくり)の空気が一面に蚤に刺されていたたまれないような気がする。
夏目 漱石 / 草枕 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
鳥のさえずり(鳴き声)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
居た堪れない(いたたまれない)
雲雀・告天子(ひばり)
蚤(のみ)
居た堪れない・・・気持ちが耐えられなくなって、その場に居続けることができない。
雲雀・告天子・・・ヒバリ科の小鳥。スズメほどの大きさで、背中は薄茶色の地に黒褐色の斑があり、腹部は白色。後趾の爪は非常に長い。畑地や川原などに巣を作り住む。まっすぐに空高く上がり、複雑で多彩な声な鳴き声をする。籠鳥(ろうちょう[=かごで飼われる鳥])として古くから飼育されている。
名前の由来は、晴れた日に空高く飛び鳴くから「日晴(ひはる)」の意味があるというのが有力。漢字の「雲雀」は、雲に届くほど天高く飛翔する雀に似た鳥であるから当てられたとされる。
名前の由来は、晴れた日に空高く飛び鳴くから「日晴(ひはる)」の意味があるというのが有力。漢字の「雲雀」は、雲に届くほど天高く飛翔する雀に似た鳥であるから当てられたとされる。
蚤・・・ノミ科の昆虫を総称。人や家畜の血を吸い、安眠を妨害したり、ペストなどの病原菌を媒介したりする小さな虫。後ろ足が発達していて体のおよそ60倍の高さを飛ぶことができる。雌は雄より大形。
ここに意味を表示
鳥のさえずり(鳴き声)の表現・描写・類語(鳥類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
池の方で水鳥が、くゎ、くゎ、と鳴き叫び、やがて三四羽続けて水を蹴 って立つ音が聞える。
岡本かの子 / 雛妓
小禽(ことり)たちが、夢からさめたように騒ぎだす
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
フルートの高音部のような音色で啼く鳥
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
このカテゴリを全部見る
「鳥類」カテゴリからランダム5
空では鷸子 と鳶 とが円 く空中の持ち場を守って飛んでいた。
横光利一 / 日輪
近所の木立からまるでねじでも巻くようなギイイイッという規則的な鳥の声が聞こえた。我々はその鳥を「ねじまき鳥」と呼んでいた。妻がそう名づけたのだ。本当の名前は知らない。どんな姿をしているのかも知らない。でもそれに関係なく ねじまき鳥 は毎日その近所の木立にやってきて、我々の属する静かな世界のねじを巻いた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
鳥類 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ