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僕が民子を思う心に寸分の変りない様に民子にも決して変りない様に思われて、その観念は殆ど大石の上に坐して居る様で毛の先ほどの危惧心きぐしんもない。
伊藤左千夫 / 野菊の墓 ページ位置:73% 作品を確認(青空文庫)
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絆が強い・信頼関係にある
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前後の文章を含んだ引用
......くも事実はそうである。僕はただ理窟なしに民子は如何な境涯に入ろうとも、僕を思っている心は決して変らぬものと信じている。嫁にいこうがどうしようが、民子は依然民子で、僕が民子を思う心に寸分の変りない様に民子にも決して変りない様に思われて、その観念は殆ど大石の上に坐して居る様で毛の先ほどの危惧心きぐしんもない。それであるから民子は嫁に往ったと聞いても少しも驚かなかった。しかしその頃から今までにない考えも出て来た。民子はただただ少しも元気がなく、やせ衰えてふさいで許り居るだ......
単語の意味
危惧(きぐ)
危惧・・・事の成り行きが不安で、恐れること。危懼(きく)。
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