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沈黙はそのあともしばらく続いた。どこかで郭公が鳴き始めてくれるといいのに、と僕は思った。しかしもちろん郭公は鳴き始めなかった。郭公は夕方には鳴かない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
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前後の文章を含んだ引用
......ニュース・ソースを守秘する権利があります」 男はじっと僕に目をやったまま、右手の中指の先で唇をなぞった。そして何度かそれをくりかえしてから、手を膝の上に戻した。沈黙はそのあともしばらく続いた。どこかで郭公が鳴き始めてくれるといいのに、と僕は思った。しかしもちろん郭公は鳴き始めなかった。郭公は夕方には鳴かない。「君はどうも奇妙な男だな」と男は言った。「私にはやろうと思えば、君たちの仕事を全部シャット・アウトすることもできるんだよ。そうすれば君はもうジャーナリストとも言......
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郭公(かっこう)
時鳥・不如帰・杜鵑・子規・社宇・郭公・霍公鳥(ほととぎす)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
郭公・・・カッコウ科の鳥。初夏に日本に渡来する、ハトよりやや小形の鳥。ほぼ灰褐色で腹には白地にタカに似た細く密な横斑(おうはん[=頭と尾を結ぶ線に対して、直角に交わる斑(まだら)模様])がある。「カッコー」という鳴き声がそのまま名前となった。他種の鳥の巣に卵を産みつけ育てさせる「托卵(たくらん)」の習性をもつ。
時鳥・不如帰・杜鵑・子規・社宇・郭公・霍公鳥・・・カッコウ科の鳥。山地に住む、中形の鳥。俗に「テッペンカケタカ」と聞こえるように鳴く。自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ねる。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
すみれは 10 秒か 15 秒のあいだ黙っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
カキのように黙りこむ
開高 健 / 地球はグラスのふちを回る amazon
死のような沈黙
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
その意味を一生懸命考えて無口になった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ黙る・沈黙考える・頭を回転させる
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