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喋るにつれ 濡れて来る相手の 唇
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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唇の硬さ・粗さ・湿り
話す・しゃべる
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......。まさかほっときもしねえだろう。どうでも入れてくんなかったら――死ぬんだよ。手榴弾は無駄に受領してるんじゃねえぞ。それが今じゃお前のたった一つの御奉公だ」 私は喋るにつれ濡れて来る相手の唇を見続けた。致命的な宣告を受けるのは私であるのに、何故彼がこれほど激昂しなければならないかは不明であるが、多分声を高めると共に、感情をつのらせる軍人の習性による......
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ミコトが喋る時、わたしは舌が唾液を弾く音までも聞き取ってしまう。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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クローバ型に小さく締まった唇
夢野久作 / ドグラ・マグラ
(オレンジの口紅)口紅の色と皮膚との対照で、顔全体がにわかに安っぽい感じに変えられていく。
吉行淳之介 / 原色の街 amazon
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大きな碇のように重い説得力だ。すべての船はその大きさと重さに相応しい碇を持つ。《…略…》あの男は確かに大きな船を思わせる人間だった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
サユリの指摘にうろたえたらしいシンイチは、話題を肌の感触によって変えようとしたのか彼女の肩を抱いた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
「だから……」 だから早くほんとうのことを奥さんに話した方がいい、そう言いかけて思いとどまる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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