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何やら怒号のような男の声と、地に響くような重い物音が、どこかにこもって聞こえた。  何だ……?  尋恵は思わず身をすくめた。それくらい物騒な気配が神経をざわざわと刺激した。  音は数秒続いて止んだ。それからも断続的にこもった物音がしたが、やがてそれも聞こえなくなった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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争うような声や物音
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前後の文章を含んだ引用
...... その花瓶を和室に運ぶ。満喜子の花が来たら祭壇の脇に置くことにして、これは窓側にでも置いておこうか……そう考えながら、花瓶を台の上に下ろした。 そのとき……。 何やら怒号のような男の声と、地に響くような重い物音が、どこかにこもって聞こえた。 何だ……? 尋恵は思わず身をすくめた。それくらい物騒な気配が神経をざわざわと刺激した。 音は数秒続いて止んだ。それからも断続的にこもった物音がしたが、やがてそれも聞こえなくなった。 隣の家からだろうか。 外に出るのは何となくためらわれた。まだ俊郎も勲も帰ってきていない。昼間のこともあって、武内とは今日のところ、あまり顔を合わせたくない気分......
単語の意味
怒号(どごう)
怒号・・・怒って、大きな声で叫ぶこと。また、その声。
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