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(機関士)汽車は、ずっと警笛を鳴らし続けていた。  ポッポヤはどんなときだって涙のかわりに笛を吹き、げんこのかわりに旗を振り、大声でわめくかわりに、喚呼の裏声を絞らなければならないのだった。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:71% 作品を確認(amazon)
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......が辛くってなあ。ほいでホームの端っこに立って、汽車が見えなくなってもずっと汽笛の消えるまで敬礼しとったっけ」 そういえば、あのころ仙次は機関士だった。集団就職の汽車は、ずっと警笛を鳴らし続けていた。 ポッポヤはどんなときだって涙のかわりに笛を吹き、げんこのかわりに旗を振り、大声でわめくかわりに、喚呼の裏声を絞らなければならないのだった。ポッポヤの苦労とはそういうものだった。「やあや。すっかり話しこんじまって、最終の時間だべや。仕事すませたら寺まで送っていくべ。ほれ、風邪ひくからこれ着てな」 乙......
単語の意味
裏声(うらごえ)
大声(おおごえ・たいせい)
裏声・・・1.裏(=普通とは反対)の声。地声から裏返った声。自然の発声よりもテクニックを使って高く出す声。ファルセット。 ⇔ 地声(じごえ)。
2.三味線の調子より低く歌う声。
大声・・・1.(「おおごえ」「たいせい」と読んで)大きな声。 ⇔ 小声(こごえ)。
2.(たいせいと読んで)高尚な音楽。上品な音律。
3.(たいせいと読んで)偉大な道理を含んだ言葉。
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