さす針、ぬく針の度毎に深い吐息をついて、自分の心が刺されるように感じた。
谷崎潤一郎 / 刺青「刺青・秘密」に収録 作品を確認(amazon)
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入れ墨・タトゥー
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単語の意味
吐息(といき)
吐息・・・落胆したり、緊張がゆるんだりしたときに思わず吐く、大きな息。ため息。
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入れ墨・タトゥーの表現・描写・類語(肌の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸から二の腕にかけて、蟇 の肌 のように、入墨のぼかしが見える。
吉川英治 / 治郎吉格子
林芙美子 / 新版 放浪記
(湯煙ごしに見える入れ墨は、)図柄は弁天さまらしいのだが、どこか山水画のような枯れた印象を受ける。よく見ると、その彫りものには色がはいっていない。墨でアウトラインだけが彫り込まれていて、色づけがなされていないのだ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
(真っ赤な牡丹の入れ墨)すべすべした脇腹の肌に吸いついて咲く牡丹は毒々しい。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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(湯煙ごしに見える入れ墨は、)図柄は弁天さまらしいのだが、どこか山水画のような枯れた印象を受ける。よく見ると、その彫りものには色がはいっていない。墨でアウトラインだけが彫り込まれていて、色づけがなされていないのだ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
裸体がしとどの汗に濡れ、水をかけられたよう
黒岩 重吾 / 背徳のメス amazon
湯げが立たんばかりに汗になった顔
有島武郎 / 生まれいずる悩み
汗は澱粉(でんぷん)をまぶしたようにさらさらしていた。
安部 公房 / 他人の顔 amazon
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