手足はぎくしゃくとし、自分がマリオネットになったような気持
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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ぎこちない態度
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......やりとした潮風を、心地よく肌で味わうことができた。 しばらくして、ティエンは自分の足許にだらしなく絡み付くパンツを上げ階下に降りて行った。緊張からときはなされた手足はぎくしゃくとし、自分がマリオネットになったような気持になる。何か飲まなくては、と彼は冷蔵庫を開けた。何種類かの酒の瓶。彼は、モルトダックという葡萄のビールを出して飲んだ。甘酸っぱい液体は、体の隅々まで行き渡り、彼......
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操り人形のようなぎこちない動きで被告人席に腰かけた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(不慣れな言葉遣い)「はい、こちら『ユリイカ』です」と応じたその言い方は、ひどく素人くさかった。おどおどしている、というのではないが、自分とは不釣り合いな言葉を喋っていると言いたげな、一種の照れが感じられた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「性格・態度」カテゴリからランダム5
テレビでも観るかのように傍観者を決め込んでいる。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
元来主人はあまり堅過ぎていかん。石炭のたき殻 見たようにかさかさしてしかもいやに硬い。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
お道化に依って、朝から晩まで人間をあざむいている
太宰治 / 人間失格
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