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刀鍛冶 は単なる職人ではなく、霊感を受けた芸術家であり、その仕事場は聖なる場所であった。彼らは毎日、神仏に祈り、身を清めてから仕事にかかった。いわゆる「その心魂気迫を打って 錬鉄 錬 冶 した」のである。 槌 を振るい、水につけ、 砥石 で 研く、その一つ一つの動作が厳粛な宗教的な行為であった。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:59% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......金銀、鞘にはさまざまな漆塗りが用いられ、この恐ろしい凶器から恐怖を半分取り除いていった。だが、これらの装飾の数々は、刀身そのものから見れば玩具にすぎなかった。 刀鍛冶は単なる職人ではなく、霊感を受けた芸術家であり、その仕事場は聖なる場所であった。彼らは毎日、神仏に祈り、身を清めてから仕事にかかった。いわゆる「その心魂気迫を打って錬鉄錬冶した」のである。槌を振るい、水につけ、砥石で研く、その一つ一つの動作が厳粛な宗教的な行為であった。 日本の刀剣が鬼気迫る魔力をおびるのは、この刀鍛冶たちの霊魂が吹き込まれたのか、それとも彼が祈った神仏の霊気が宿ったからであるのか。トレドやダマスカスの剣よりも......
単語の意味
砥石(といし)
厳粛(げんしゅく)
鍛冶(かじ・かぬち・たんや)
刀鍛冶(かたなかじ)
砥石・・・包丁などの刃物をとぐ石。
厳粛・・・1.真剣な態度をせずにはいられない雰囲気のさま。「厳粛な儀式」
2.まじめで甘えや妥協などないさま。「判決を厳粛に受け止める」
鍛冶・・・金属を鍛(きた)え治(なお)してよりよくすること。金属を打ちきたえていろいろの道具を作ること。また、それを仕事とする人。「金打(かねうち)」が変化した「かぬち」が由来。「鍛冶(かじ)」は当て字。
刀鍛冶・・・刀剣を作ることを仕事とする人。「鍛冶(かじ)」は「金属を鍛(きた)え治(なお)してよりよくすること。また、そういう人」のこと。刀匠(とうしょう)。
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